疫病退散・五穀豊穣を願う「天王祭」
夏のこの時期は、災害や疫病、田畑の害虫発生等とかく災いが起こりやすい季節であり、それらを鎮めるための神事として古来より行われたのが「天王祭」の始まりです。地域によっては「祇園祭」とも呼ばれます。
かつて全国に疫病が流行した時、牛頭天王(素戔嗚尊。天照大神の弟)のたたりであるとされ、全国の国の数に応じて、長さ二丈ばかりの鉾、六十六本を立てて祭礼を行い、洛中の男児が神輿を送って、疫病退散を祈りました。
「天王祭」という語源は、この牛頭天王から由来し、災厄を祓い、五穀豊穣を願う祭りとして、今に受け継がれています。

月次祭
月次祭は、毎月行われるお祭りで国家の平安と氏子崇敬者の安泰をお祈りいたします。
