合格祈願で複数の神社やお寺にお参りしても大丈夫?お守りも解説

合格祈願、複数の神社やお寺にお参りしても大丈夫?

合格祈願は唯一のお願いですが、そのお願いに対して複数の神社やお寺へお参りに行っても大丈夫なのか、あるいは何度もお参りに行っても失礼にならないかなど、大切なお願いだけに心配になってしまう方も多いことと思われます。

ここからは複数の参拝やお参りの回数について、詳しく解説します。

複数のお参りは問題ない?

基本的に、複数の神社やお寺を参拝することに、問題はありません。

「神様同士、あるいは仏様同士が喧嘩する」という言葉はよく聞きますが、神様も仏様もそんなことでは怒りません。

日本には古来より「八百万神」という言葉があり、いろいろな神様がいますが、どの神様も大切にしましょうという考え方が特徴です。その考え方は、仏様に対しても同じです。

神様はいろいろなものに宿り、私たちを守って下さっていると考えるので、神様の種類もたくさんあります。同じ場所に複数の神様がお祀りされていることも、珍しくありません。

そのため、いろいろなところにお参りすることも、悪い事とはされていないのが日本の宗教の特徴といえます。

神社とお寺、両方参拝しても問題ない?

基本的に、神社とお寺、両方を参拝することに問題はありません。

神社とお寺は、お祀りされているご本尊様が神様と仏様になりますので、「神様と仏様が喧嘩する」あるいは「失礼にあたる」といわれる方もいらっしゃいますが、神様も仏様も、そんなことでは喧嘩しませんし、失礼だとも思いません。

神様や仏様への、感謝の気持ちさえあれば、大丈夫です。

同じ神社、あるいは同じお寺に、何度も参拝するのは失礼?

試験や合格発表が近づくと、最後にもう一度お参りしたくなるのは、人間の心理といえるでしょう。

結論からいうと、合格祈願は何度お参りに行っても失礼にはあたりません。

合格祈願とは、頑張ることを神様や仏様に誓い、力を貸してもらえることを心の支えとし、希望する進路に向かって邁進することが本来の姿といえます。

試験の前であれば「頑張る!」という決意表明を、合格発表の前であれば「精一杯頑張りました!」のご報告を、日々見守っていただいている感謝の気持ちとともにお伝えしたうえで、合格をお願いしましょう。

何度もお参りすることを、躊躇する必要はありません。むしろ、何度もお参りに行くことで、神様や仏様とのご縁が深くなるかもしれません。

複数のお守りを持っていても大丈夫?

合格祈願のお守りは、ご自身が拝受されるもののほかに、応援の意味を込めていただくこともあるのではないでしょうか。

しかし、複数のお守りを持つことに、不安を感じる方は少なくありません。よく聞くお話では、お参りの際と同様に、「神様が喧嘩する」という説もあったりします。

ここからは複数のお守りについて、詳しく解説します。

お守りがたくさん!どうしよう?

受験という人生の一大事を迎えている受験生には、いろいろな方からの応援メッセージとして、合格祈願のお守りをいただく場面もあることでしょう。ご家族やお友達、親戚の方や恩師など、みんながあなたの合格を祈っています。

そんな方たちから続々と届くお守りは、ありがたく授かりましょう。また、色々なところに参拝しその都度お守りを授与されたとしても、ありがたくお受けしましょう。

お守りをたくさんいただくということは、あなたの事を心配してくれる方がたくさん居るということです。その方々の気持ちを大切にしましょう。

神様と仏様、両方持ってても大丈夫?

大丈夫です。神様と仏様は、喧嘩などいたしません。

神社にいろいろな神様がお祀りされてるのと同じように、お寺でもいろいろな仏様がお祀りされています。神様と仏様も、江戸時代までは神仏習合で一緒にお祀りされていましたから、気にする必要はありません。

複数のお守り、持ち歩かないお守りはどうすればいい?

お守りは肌身離さず持つのがいいとされていますが、複数ある場合は全部持ち歩くのは難しいこともあるでしょう。

その際に気をつけたいのは、しまい込まずに、目の届くところに出しておくことです。

一番良いのは神棚や仏壇になりますが、もしもない場合には、なるべく目線より高い位置に、白い布などを敷いた上に置くようにしましょう。

お守りは、神様や仏様が宿る「依代」でもあります。お守りがある場所は、神様や仏様に来ていただく場所でもあると考えると、自ずとふさわしい場所が見えてくるのではないでしょうか。

お守りがなくなっちゃった!どうしよう!

試験間際に、あるいは合格発表が近くになって、お守りがなくなっていることに気付いたら、とても気になってしまうことでしょう。

その際には、なくなったお守りは、あなたに起こる災難を防いでくれたり、災難を小さくしてくれたのだと思って大丈夫です。

決して不吉なことではありません。神様や仏様に感謝して、明るい気持ちで試験に臨みましょう!

大切なのは試験が終わった後のお礼参り

合格祈願で忘れてはならないのが、見守っていただいたお礼を伝えに行くお礼参りです。

試験が終わり、合格発表が済んだ時点で、合否にかかわらず、必ずお礼を伝えに行きましょう。そして、お守りを返納し、また新たな気持ちで進んでいくための誓いをお伝えします。

複数の神社やお寺で合格祈願をした場合、お礼参りはすべてを回る必要があります。たくさんあると大変かもしれませんが、必ず全部お参りするようにしましょう。

また、いただいたお守りについては、神社のお守りは神社に、お寺のお守りはお寺に返納するのが望ましいのですが、わからない場合や手作りのお守りは、ご自身の返納先にまとめてお願いするのが良いでしょう。

合格祈願は、お礼参りをすることで完結します。これからも見守っていただくためにも、くれぐれも忘れないようにしましょう。

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