合格祈願で初穂料を納めたい!初穂料の正しい納め方や意味を解説

初穂料とは?

初穂料とは、神社でおこなわれる祈祷・お祓い・祝詞などの謝礼としてお納めする金銭を指す言葉です。

初穂とは、その年の最初に収穫したお米のことを指しており、古くは神様に初穂を納めることで農作物が無事に収穫できたことを感謝するものでした。しかし、収穫時期以外の時に初穂を用意することは難しく、農業に従事していない人は初穂を入手することそのものが困難という問題があり、お米ではなくお金を納めるという方法に変化していったと考えられています。

初穂料で大切なのは、「見守ってくださる神様へのお礼」の気持ちです。

初穂料に込めた感謝やお礼の心は、お供えする品物が変わっても受け継がれている、大切な慣習といえるでしょう。

初穂料を渡すのはいつ?

神社にお納めする初穂料は、主に「良い出来事」があった際のお礼や「お願い事」をするときに用意するものです。

お参りで参拝するだけであれば、お賽銭を用意するだけで充分ですが、合格祈願のように特別な儀式をお願いする際には、お賽銭とは別に初穂料を用意する必要があります。

では、どのような時に初穂料を用意すべきなのか、具体的な例を挙げて解説します。

お祓いや祈祷をお願いする時

お祓いや祈祷は、神様に祈願する際に、悪い出来事を祓い、万事うまくいくように祈るための儀式です。

特別な儀式を特別に行っていただくことになりますので、合格祈願の儀式をお願いした際には、お礼として初穂料を用意し、神社に感謝の気持ちを伝えます。

お札・お守り・絵馬などをいただく時

神社に並べられているお守りやお札は、あらかじめ金額が提示されているため「購入した」と認識しがちですが、神社で用意されているお守りやお札は「品物」ではなく神様の力が宿っており、それを持つことで厄災を祓っていただくものです。

そのため、お渡しするお金はすべて「初穂料」になります。

お礼参りに参拝する時

合格祈願で大切なのは、合格発表の後のお礼参りです。結果にかかわらず、合格祈願をお願いした神社には、恙なく試験を乗り越えられたお礼に参拝します。

その際、金額が少額であればお賽銭として奉納しても構いませんが、もしも祈祷など特別な儀式が行われた場合には、お賽銭とは別に初穂料を用意し、神社に感謝の気持ちを伝えましょう。

初穂料を包むのし袋の種類

合格祈願の初穂料をお納めする際には、それに相応しいのし袋を用意してお金を包むようにします。

ここでは、初穂料を包むのし袋の種類について、合格祈願に関連する神事の内容別に解説します。

お祓い・祈祷・お礼参りの時は、白い無地ののし袋

お祓いや祈祷をお願いした際、基本となるのは白い無地ののし袋ですが、合格祈願の場合、これからの成就を願って、慶事と同じ紅白の蝶結びとする場合もあるようです。

結びきりではなく蝶結びを選ぶのは、「良いことは何度でもありますように」という意味が込められています。

のし袋の種類は神社や地方の風習によって違ってきますので、事前に確認することをおすすめします。

もしも事前確認が難しいようであれば、白い無地ののし袋でお渡ししても、失礼にはあたりません。

お守り・お札・絵馬などをいただく時は、のし袋無し

お守り・お札・絵馬などは、少額の場合がほとんどですので、のし袋は必要ありません。

初穂料で包む金額の目安

神社や祈願の種類によって異なりますが、一般的に合格祈願の初穂料は3,000円~5,000円程度が相場とされています。

大きな神社では数万円と提示している場合もありますが、「お気持ちで」と言われた際には3,000円程度を納める方が多いようです。また、お礼参りの際にも、決まりがないようであれば3,000円程度で大丈夫です。

もちろん、大願成就となり、たくさんお礼がしたい場合は、お気持ちにそって奉納しましょう。

初穂料ののし袋の書き方

初穂料をお包みするのし袋には、表書き・お名前・金額・住所などを書く必要があります。

ここからは、のし袋の書き方について、使用するのし袋の種類別に分けて詳しく解説します。

のし袋が外袋と中袋に分かれている場合

のし袋が外袋と中袋に分かれている時の書き方を、順を追ってご紹介しますので、書く際の参考にしてください。

  1. 外袋の中央上部に「初穂料」と書く
    外袋を包んだときの形にし、表面の中央上部に「初穂料」と書きます。
  2. 外袋の中央下部にお名前を書く
    初穂料と書かれた文字の下に、祈祷や祈願を受ける方のお名前を書きます。
  3. 中袋の表面に金額を書く
    中袋の表面中央に金額を書きます。金額はすべて旧字体の漢数字となり、3,000円なら「金参仟圓」、5,000円なら「金伍仟圓」と書きます。
  4. 中袋の裏面左下に住所を書く
    中袋の裏面左下に、祈祷や祈願を受ける方の住所を記入します。

のし袋が表袋と中袋に分かれていない場合

のし袋が表袋と中袋に分かれていない場合、表袋の表面と裏面に前項と同じ内容を記入します。

表面「初穂料」と祈祷や祈願を受ける方のお名前の書き方は、前項と同様ですので、ご参照ください。

裏面の金額と住所につきましては、裏面の左側に記入します。

金額を横中央よりも少し上に記入し、列をずらして金額よりも少し下から住所を記入します。前項と同じように、金額はすべて旧字体の漢数字で、住所は祈祷や祈願を受ける方のものを記入します。

初穂料をお納めする際のマナーと注意点

初穂料は、神様への感謝の気持ちを包むためのものです。そのため、いくつか気をつけたいマナーや注意点があります。

ここからは具体的に、どのような点に注意しなければならないのか、解説します。

初穂料の水引は蝶結びを基本にする

初穂料は、良い出来事や良い願いが叶うよう祈願するときに用意する物です。

そのため、水引のあるのし袋を使用する際には、「良いことは何度でもありますように」という願いが込められた、紅白の蝶結びになっているものが基本になります。

ただし、ご結婚など何度もあっては困る慶事の際には、初穂料であっても紅白の「結び切り」ののし袋を用意しましょう。

金額は旧字体の漢数字で書く

初穂料の金額は、すべて旧字体の漢数字「大字」で書くのがマナーです。

のし袋で使用する旧字体の漢数字を、下記一覧表にまとめましたので、記入する際の参考にしてください。

算用数字漢数字旧字体の漢数字(大字)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10拾または什
100
1,000仟または阡
10,000

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